2017年 04月 22日
奈良での休日 |
人々の視線が上方に集まって、誰もが驚きを隠せない場所へ、昨日ラファエルたちを案内しました。 そう、そこは東大寺大仏殿です。
昨日、遅い朝食のあと、ラファエル&ヤン&コリーヌを東大寺へとお連れしました。
やはり何といっても大仏さまは見ておかなくては。 ラファエルは二度目の訪問ですが、初めてのヤンとコリーヌはとっても楽しみにしていたようで、素晴らしいを連発していました。 鎌倉でも大仏様を見てきたけれど、「奈良の大仏さまは一番大きいのね」と、驚いていました。
昨日の大仏殿は、外国人観光客だけではなく、小学校の遠足や中学校の修学旅行の子どもたちで、大変な賑わいでした。 車から見た参道の様子があまりにも混雑していましたので、私はわざと東大寺の裏の方の駐車場を選びました。
ラファエルは「駐車場を探しているの?」と心配してくれていましたが、静かな裏の道を往くと分かると「さすが、いいチョイスだね」と、茶目っ気に誉めてくれました。 ラファエルはいつだって、そういう気遣いに気付いてくれるのです。
ファミリーは、私のへたくそな英語にもやさしく反応してくれて、にこにこと楽しんでくれていました。
東大寺をあとにして、コリーヌのリクエストで「依水園」に行きました。
かつて私が依水園に行ったのはいつのことだったでしょう....... それほど久しぶりでしたが、その静けさに改めて感じ入るものがありました。
閑静な中にも自由闊達な明るさがあり、東の方を見ますと東大寺南大門の屋根の遥か向こうに、若草山や御蓋山が望めて、その大らかな佇まいに心が洗われるようでした。
私たちは、しばし腰掛けて静かな時間を過ごしたあと、併設されている「寧楽美術館」のコレクションを鑑賞しました。
音楽や映画や料理のことで共通の話題があったヤンとコリーヌは、明るくて気さくでインテリジェンスに溢れたご夫婦でした。 2人とも私をさりげなく気遣ってくれて、本当にいい時間が持てたと思っています。
別れ際にコリーヌは「今度は我が家に来てね!」と、ヤンは「私の好きな音楽を送るね」と、嬉しい言葉をかけてくれました。
ヤンとコリーヌとは別れを惜しみ、来週また我が家に帰ってくるラファエルとは「またね」と言って、JR奈良駅でお別れしました。
私にとっても、楽しい奈良での休日でした。
by galleryfabrile
| 2017-04-22 23:07
| 春の日のラファエル
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