2017年 07月 14日
懐かしい日 |
まだ梅雨が明けなくて、今朝もどんよりと蒸し暑い始まりでした。
空は薄いグレイに染まって、陽の光はあまり届かず、このままぐずぐずと鬱陶しい日が続くと、嫌気がさしてきそうな空模様でした。
玄関先の草木も、湿気のベールをまとっているように、静かに佇んでいました。
朝から出かけるところがあり、麻の服にアイロンを当てて涼しい装いにしました。 奈良の街はいっそう蒸し暑くて閉口しましたが、心落ち着く茶室で一服のお点前をいただき、懐かしい想いが甦りました。
我が家の近くのお寺で、10年ほどお茶を習っていました。 その先生が亡くなられて、かれこれ6〜7年になるでしょうか、先生の妹さんが今日ご実家に招いて下さったのです。 そのご実家の茶室で、二三度初釜をしたことがありましたので、本当に懐かしく来し方の想い出が一気に蘇って、心がじんわりしました。
その頃一緒にお茶を習っていた友人たちと、想い出など語り合いながら、遅いランチを愉しんで帰って来ました。
今日の奈良は猛暑日に近い暑さでしたが、帰宅して窓を開け放ちますと、ひんやりとした空気の揺らめきが、私を迎えてくれました。 やはりここは別天地です。
鬱陶しいままの一日が終わろうとする頃、急にお日様が出て来て室内がきらきら輝きました。 朝とは違って、明るく軽やかな空気が、一日の終わりを告げていました。
明日は梅雨明けといかないものでしょうか。
by galleryfabrile
| 2017-07-14 23:16
| 暮らしのこと
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