2014年 01月 20日
文楽初春公演 阿古屋 |
文楽初春公演を観に、大阪まで出かけたのです。 定期公演に毎回出かけるようになって、ますます文楽の虜になっていくのを感じます。
劇場の正面には「にらみ鯛」が飾られ、松の内が過ぎたとはいえ、新年らしい華やぎがまだまだ残る雰囲気でした。 入り口では技芸員の方と文楽人形が出迎えており、一緒に写真に納まるお客様もいらっしゃいました。
今日は第2部の「面売り」「近頃河原の達引き」「壇浦兜軍記」を観てきました。 近頃...堀川猿廻しの段では、浄瑠璃の住大夫さんに声がかかりました。 今一度床本を眼の高さにいただき、万来の拍手の中で始まった浄瑠璃は、いつものように素晴らしいものでした。 しっとりとした語り口から、興に乗った語り口まで、味のある至芸に今宵もまた魅せられました。 竹本住大夫さん、御歳89歳とか.....いつまでもその姿と声を見せ続けて欲しいと思いました。
今日はほぼ中央のお席で観ましたので、人形も技芸員のお顔もよく見えて、本当に堪能しました。
拝啓大阪市長様、どうぞ文楽の真髄をご覧下さいませ。 ただの好き嫌いではなく.....ね。 文化とは、時間とお金がかかるものなのです!
by galleryfabrile
| 2014-01-20 23:05
| 出かける
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