2018年 05月 09日
皐月の食卓 1 |
2004年5月に始めたこの料理教室は、今月から15年目に入りました。
丸14年間ずっと変わらず頑張って来られたのは、やはりたくさんの人に支えられてきたからです。 いろいろな想い出とともに、また今月からも頑張ってゆきます。
さて、皐月の食卓には人気のお寿司が並びました。
「山椒のピクルス入りのちらし寿司」です。 毎年庭で穫れる山椒の実をピクルスにして、それを混ぜ込んで作るお寿司は、我が家のお客様にも大好評なのです。
Aクラスの献立には、このお寿司が登場して、生徒さんにはピクルスのレシピも共にお渡ししました。 皆さん今年はピクルス作りに挑戦されるそうです。
山椒と言えば「鰻」ですね。
今やすっかり高価なものになって、気軽には使えなくなってしまいましたが、料理教室のためならそこは奮発して、国産のいいものを用意しました。
甘い卵焼きと胡麻を加え、木の芽を天盛りにして、ご馳走寿司の出来上がりです。
もうひとつのご馳走は、「香り牛蒡と庭の野草と桜えびのかき揚げ」です。
春に出回る若牛蒡ですが、「香り牛蒡」と呼ばれるこの牛蒡は、特にいい香りがするのです。 そして極めつけは、庭に自生しているセリと野みつばです。
朝、庭に出て摘んだものを使いますが、つやつやとしてフレッシュです。
瑞々しい新玉ねぎと香ばしい桜えびが加われば、もうご馳走と呼ばざるを得ません。
庭から得られる幸せな食卓は、15年目の門出をそっと祝ってくれているように思えました。
by galleryfabrile
| 2018-05-09 22:55
| 料理教室
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