2019年 03月 14日
お水取り |
う〜ん、ごろりん。
気持ち良さそうにホットカーペットの上で、リラックスしているさらです。
今日も机に向かって仕事をする私の足元で、昼寝をしたり、うろうろしたり、ごはんをねだりに来たり、マイペースな振る舞いを見せて、ときには笑いも誘います。
ここへきてちょっと寒い日が続きました。
アラジンのストーブの前に陣取って、私と一緒に過ごす一日は、さらにとってどんな日なのでしょうか。 私には穏やかな時間ですが。
東大寺の修二会は、13日未明の若狭井からのお水取りを行ってクライマックスを迎えました。 お水取りと呼ばれる由縁です。 今夜、お松明のあとの行を終えたら、15日未明に満行となります。
少し前まで、毎年二月堂を訪れていましたが、この数年はちょっと休憩しています。 過剰な警備と無神経な観光客に、辟易しているからです。
それに勝る魅力のある修二会ですから、またいつか気が向けば訪れようと思いますが、昔の静けさを知る者にはつらい現実の今日この頃です。 修二会はイベントではなく、敬虔な宗教行事なのですから。
20年近く前になりますが、満行して堂内からわらわらと出てくる練行衆を迎えたことがあります。 その顔は少し煤けていましたが、満願した安堵感からか、どの顔も緊張からほどけていい顔をしていました。
迎える見物の私たちは、本当に心からお疲れさまと、ねぎらう気持ちでいっぱいになったことを思い出します。
世の中はホワイトデーとかで騒いでいますが、1268年も途切れることなく続く修二会を、そっと見守る人も多いのです。 もう間もなく満行の時を迎えますね。
私もここから世界平和を願います。
さ、春はここから駆け足でやってきますよ。
by galleryfabrile
| 2019-03-14 22:36
| 日々雑感
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