2019年 07月 06日
貴婦人の帽子 |
料理教室も終わろうかという時間になって、陽射しが出てきました。
夕方になるにつれてますます明るくなり、空気もひんやりとして少しだけ湿気が取れたようでした。 久しぶりに青空も見えて、気分がすっきりしました。
わが家は黄昏時が素敵なのですが、今日は光が風に動いていっそう魅力的でした。
窓から射す光が洗面所の白い壁にきらきらと揺れ、ガラス器を通して美しく屈折していました。
庭のアナベルが最盛期を迎えて、たくさん咲いています。
料理教室の朝に庭へ出て、少し切ってきました。
大きなものは赤ちゃんの頭ほどもありますすが、小さな花の集まりが可憐で気品があり、私はいつも「貴婦人の帽子」と呼んでいます。
繊細な姿は、水揚げの難しさもあって、その儚さも魅力のひとつとなっています。 庭にあっても室内にあっても、アナベルは優雅な姿で私を和ませてくれているのす。
梅雨の間に咲く花は、沙羅といいアナベルといい、重苦しい空気の中でも凛と映えるものが多く、鬱陶しさを払ってくれています。
明日は七夕ですが、織り姫と彦星は無事に逢えるでしょうか。
少しでも晴れて欲しいものですね。
by galleryfabrile
| 2019-07-06 22:03
| 暮らしのこと
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