2019年 07月 12日
一日の始まりはここで |
料理教室の朝は、いつもよりだいぶ早く起きます。
先ず洗面所で顔を洗い、目の前の大きな鏡に寝ぼけた顔を映して、気を引き締めにかかります。 宵っ張りの私は、朝の早いのには弱いのですが、仕事ならばそうも言っていられません。 無理にでも覚醒させるのです。
けれど、ここには好きな色味を使っていますから、爽やかな気持ちになれる好きな場所です。
檜の板壁にドイツ製の白い塗料を塗ったのは、私です。
家の外壁や窓枠などとともに、大奮闘したのは今から20年も前のこと。
有機溶剤の入っていない安心な塗料で、こつこつと仕上げてゆく作業は、ときにはしんどいこともありましたが、自身の手でストーリーを紡いでゆく楽しさがありました。 今となっては懐かしい想い出です。
このフランス製のカランは、私の秘かなこだわりです。
若い頃から何度か旅した、ヨーロッパのクラシックホテルのバスルームのようにしたくて、ちょっと奮発しました。
木の扉の鍵も、鍵穴にキーを差し込んで、かちゃりと回すタイプにしました。
お風呂とトイレと洗面所が一部屋になっているところも、洋書の中に出てくる外国の家を真似たものです。
小さな夢がかなったこの場所で、朝一番の自分と向き合うとき、寝不足だったとしても元気が出てきます。
明日もレッスンがあります。
楽しい料理の時間が持てるよう、朝の身支度をしっかりと怠りません。
by galleryfabrile
| 2019-07-12 22:18
| 暮らしのこと
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